遠距離姉妹の交換日記

愛知⇔東京より愛をこめて。

副鼻腔炎の手術をした話①

手塚治虫一気読みしたら鬱になるタイプのねさまです。

 

妹は腸に難アリな人間だが、こっちは目鼻口と顔が全部悪い欠陥人間だ。ハヤクニンゲンニナリタイ。

 

特に鼻に関しては「好酸球副鼻腔炎」という国の指定難病持ちであると判明。しばらく前になるが手術と入院を経験した。

 

手術にあたり、先人たちの「体験ブログ」がすごく心の励みになったので、自分も後輩たちのために体験記を記そうと思う。

 

★低用量ピルを飲んでる人は手術の四週間前から休薬が必要★これ地味に大事。

 

 

~1日目~

抗原検査を受ける。陽性なら入院できない。

 

結果待ちまで待合室で過ごす。 

TVではNHKが映っているが、選挙前で政見放送ばかりだった。

 

NHKを~、ぶっこわ~す」

 

青いスーツに黄色シャツのおじさんの台詞が響く。

 

しかし待合室のジジババ達も見慣れたのか特にざわつく人はいなかった。

 

陰性だったので無事入院決定。

 

その日はナースから入院と手術の流れを聞くだけで、日中は病室で仕事をしていた。

 

昼食と夕食をモリモリ食べた。

夜からなぜか点滴を開始した。「手術中になにかやばくなっても大丈夫なように」というものだ。よくわからぬ。

 

そして、全身麻酔から目覚めた後の吐き気を防止する薬を飲んだ。

 

病室は四人部屋だったが、他の患者さんはかなり静かだった(1日中TVをみたり、寝ているようだ)。

 

廊下の向こうではわめいてる爺さんがいた。

 

~2日目(手術当日)~

 

朝から何も摂れない。

 

点滴のお陰か喉はあまり乾かないしあまりお腹も減らないが、病室の他の人には食事が出されるのに自分には出されないのが辛い。

 

しかも献立表を見ると結構美味しそうなメニューだった。サヨナラ西京漬け。

 

全身麻酔をしてから目覚めるのにたった3時間なのに紙おむつを買えと言われた。屈辱。

 

かといって自分の膀胱を信用できないので130円課金して紙おむつゲット。

 

全身麻酔はどんな感覚なんだろうと思って結構ソワソワした。

 

時間になると、ナースが呼びに来て一緒に手術室へ向かう。

 

インターホンを押して「○○さん 来ました」「ハーイ」みたいなやり取りをすると、扉が開いた。

 

中は結構広い。ラジカセがおいてあってクラシック音楽のようなものが流れていた。

 

いつもお世話になっている執刀医の先生+αが待ち構えていた。

 

自ら手術台にあがる。断頭台に上がる気分だ。

 

心電図が付けられ、「ピッピッ」と鼓動を拾っている。「ピー」てなったら死ぬやつ。

 

麻酔科のおっさんが「ここ来て緊張しない人はいないからダイジョブだよ~」とフォローしてくれた。 

 

そして呼吸器が付けられる。全身麻酔で落ちてる間は自力で呼吸が出来ないのだ。(どゆこと?)

 

麻酔科おっさん「今から~この管から麻酔を入れて行きます~」

 

ドキドキ。

 

「怖い~」と声が漏れた。

 

そしたらナース(女性)がそっと手を握ってくれた。感動。惚れてまう。ついつい握り返す。

 

麻酔科おっさん「私がぁ~「寝ますよ~」と言ったら、寝ますからねぇ~」

 

ほう。

 

.......

 

医師「○○さーん 起きてください」

 

( ゚д゚) ...

 

医師「目が覚めたら返事をしてください」

 

麻酔落ちから覚めるのは一瞬だった。

 

生きてるッ.....。命バンザイ。

 

あっという間に手術台からベッドへ移され、ガラガラ〜とベッドのまま移動する。

 

「視力に影響はないですか」と質問されても

、もともと視力が悪いので眼鏡を預けてる今は何も見えない。

 

本当にあっという間だった。全身麻酔を怖がっていた時間は全部無駄。

 

パルスオキシメータや点滴が付けられているものの、意識ははっきりしていてスマホも使える。

 

ただし、鼻には血まみれのガーゼが詰められており、口からも(鼻から来る)血がダラダラと出る。

 

 

口呼吸1000%だ。カルロストシキもびっくり。

 

その日は食事はゼロだった。

 

紙おむつは結果不要だったが、その日はトイレまで数歩なのに行くなと言われた。

 

わざわざ部屋まで簡易トイレを持ってきてもらう必要があった。

 

見た目おっさんなのに「研修」札をつけたおっさんナースもとい新人ナースに持ってきてもらうなどした。

 

第2の人生かな。素敵だね。

 

つづく

 

 

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(読んでハッピーになることはまず無い)

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